これまで健康だった方でも、妊娠中は体の状態が大きく変わり、トラブルが起きる可能性はゼロではありません。
自分の体だけでなく、赤ちゃんが今どういう状態か経過で診てもらうためにも、妊婦健診は極めて重要な機会です。
妊婦健診は、安心・安全な出産のためには概ね14回程度受診すべきと、厚生労働省が求めています。
この14回分の公費負担を伊丹市も行っていますので、今回は伊丹市における妊婦健診の助成についてご紹介いたします。
伊丹市の妊婦健診助成について① 妊娠が分かったら
もし妊娠が分かったら、まず産科にかかりましょう。
概ね、妊娠5週頃に赤ちゃんを包む袋、胎嚢(たいのう)が確認でき、妊娠6週頃に実際の赤ちゃん(胎芽)と心拍が確認できます。
この診察で妊娠判定を受けたら、伊丹市の保健センターに行き、母子手帳を発行してもらいます。
この際、母子手帳と同時に受け取れるのが妊婦健診の助成券です。
伊丹市の妊婦健診助成について② 妊婦健康診査助成券とは
券は上限14回分(1万5千円券が1回、1万3千円券が1回、6千円券が10回、5千円券が2回)あります。
金額が異なるのは妊娠週数において、妊婦健診に血液検査、超音波検査などの検査が入ると値段が変わるからです。
産科に診察券などと一緒に券を出すと、その時に必要な金額を使ってくれますよ。
券面には、氏名と住所を記入しておくのを忘れないようにしましょう。
この14回分の合計9万8千円が、伊丹市の妊婦健診に対する助成金です。
なお、妊娠30週以降に伊丹市に転入する際は、上限9回合計6万8千円分の助成券を貰えます。
期間のわりに金額が多く見えるのは、出産が近づくと妊婦健診の間隔が短くなるからです。
伊丹市の妊婦健診助成について③ 助成の対象は?
伊丹市の助成を受けるには妊婦健診受診の際、伊丹市に住民登録している妊婦であること、日本国内の医療機関・助産所で実施された妊婦健診であること、そして保険適用外の妊婦健診であること、という3つの条件すべてに該当する必要があります。
伊丹市の券は、兵庫県内の協力医療機関・助産所でそのまま使用可能です。
もし里帰りや旅行などで県外の医療機関・助産所で受診する場合は、券が使えませんので、実費を払い領収証をとっておきましょう。
後日、遅くとも出産後6か月以内に、未使用の券・領収証の原本・母子手帳・印鑑・振込先の銀行口座が分かるものを持って、保健センターへ行きましょう。
申請をすると、助成分の金額を伊丹市から銀行口座へ振り込んでもらえます。
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まとめ
妊娠は病気ではない、といいますが、あくまで妊娠自体が病気ではない、ということです。
妊娠が原因の高血圧・糖尿病。酷いつわりなどは、病気と認定されることもありますし、内臓が圧迫されたり、体が辛くなったりなど、身体は日々変化していきます。
また日々成長する赤ちゃんも、定期的に健診が必要です。
伊丹市の助成制度を使って、ぜひ定期的な健診を受け、安心して出産にのぞんでくださいね。
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