宝塚市は、市内にあるすべての小中学校と特別支援学校の37校において、自校調理を行っていることで知られています。
それに加えて、教育の一環として食育にも力を入れており、食べることに興味が持てるよう工夫されています。
学校における食事は、子どもが食べることに興味を持ち、好き嫌いをなくしていく大切な機会。
そこで、宝塚市の学校では、どのように献立を自校調理しているのか、どのような食育を行っているのかご紹介します。
宝塚市の学校給食①:小中学校は自校調理が基本
学校給食は、給食センターにてまとめて作られていることも少なくありません。
その場合、給食を作ってから教室に届くまでに、どうしても時間がかかってしまいます。
そのあいだに温かい料理は冷えてしまい、冷たいものはぬるくなってしまう悩みが。
それに対して宝塚市の場合、給食センターではなく校内で給食をつくっているのが特徴。
そのため、炊きたてのごはんや、冷たいサラダを食べることができます。
さらに宝塚市は、自校調理をするうえで、すべての工程を給食調理員が手作業で行うことを重視しています。
野菜を切るときは、機械を使わずに包丁でひとつひとつカット。
サラダにかけるドレッシングも手作り。
食材本来の味が引き出されることが、こうした手作業重視の理由です。
そのほか、1年に6から7回程度を「地産地消給食」の日に設定。
この日については、宝塚市西谷産の野菜をはじめ、兵庫県産の食材が活用されます。
食材のおいしさを味わいながら、地元に対する思いを深めることが、「地産地消給食」の狙いです。
宝塚市の学校給食②:食育教育が充実
料理を手作りするだけではなく、「食」に関する教育に力を入れていることも宝塚市の学校の特徴です。
ここで「食育の先生」をつとめるのは、栄養教諭やJA職員、給食調理員などの方々です。
給食調理員が団員として企画・公演する劇団が、「からっぽ大作戦」。
平成24年1月に一作目を公演してから今日に至るまで、定期的にオリジナルの食育劇を披露しています。
その内容は、好き嫌いをせずになんでも食べることの大切さを伝えるもの。
そのため劇団公演のあとの給食は、みんなが残さずに食べる確率がとても高いのだそうです。
食育劇のほか、地元の農家の方が授業のゲストティーチャーとして話をすることも。
日ごろ料理に使われている野菜を、どのような人が、どのように生産しているのかを学ぶことができます。
このように、地元の人々の協力を得ながら食育教育をすすめていることが、宝塚市の学校の魅力です。
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まとめ
宝塚市の学校給食は、食材のおいしさを味わいながら、食べることの大切さや健康的な食習慣について学べるようになっています。
毎日の食事が楽しみになることで、学校に通うことや、食べることそのものが好きになれそうですね。
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