伊丹市の治安をいろいろな面からご紹介
伊丹市の住みやすさについて前回のブログでは紹介致しましたが、今回は住みやすさの元となる伊丹市の治安関係など、についてご紹介致します。
人の流れと治安の関係性について
一般的に大都市部、関西であれば「大阪市」や「神戸市」「京都市」などの都市は古くから住宅街の他に繁華街も栄えており、地元のみならず他所からも大勢の人が集まってきます。
人が集まる場所は基本的にお金が流通しますから、賑やかになります。ただ、そのお金を目的に色んな人が集まってきます。一般的に「反社」と呼ばれている「反社会的勢力」の人も数多く集まってきます。そうなると街は確かに豊かになりますが、その反面、お金に困っている人もかなりの数に上がっていきます。
当たり前のことですが、いくら景気が良くなっても全ての人がその恩恵を被れるわけではないのは当たり前です。そうなってくるとその恩恵に被れなかった人たちも含めて犯罪が多くなってきます。窃盗がの件数が伸びてきます。これはどんな地域も一緒で、人が増え続ければ、その分年齢に関係なくも犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。
治安が悪化するということは、それだけ犯罪に手を染める人が増えるということです。大都市圏には外部からの人が流入してくるという状況があり、この不特定多数の人間の出入りが先程言った治安悪化につながります。
昔、アメリカ合衆国ニューヨーク州の州知事が多発していた犯罪に対して行ったことは、壁や地下鉄車両の落書きを消したり、割れた窓ガラスを治す事でした。そうすることによって、人はだんだんときれいな状態を保とうとするので、器物損壊に伴う幾つかの犯罪は未然に防がれていきます。大分話が長くなりましたが、色んな人が出入りする地域は治安悪化の可能性が高いというのは間違いないと思います。
その点、伊丹市について言えば人口自体も大きく変わっておらず、外部から人が流入してくる状況はありません。阪急やJR伊丹駅周辺は店舗も集中しており、多少の人の出入りがありますが、そのエリア以外は基本的に住宅地が広がっているのが伊丹市なので、先程から言っているような治安悪化につながるような可能性は低いと言えます。
<アクセス面からみる伊丹市>
伊丹市の位置づけで言えば、一言で言って大阪市や神戸市などの大都市に対するベッドタウンが一番しっくりくるかと思います。特に大阪へはJR線で12~13分で到着するほどの距離なので、通勤や通学にもまったく支障がありません。阪急電車でも「塚口」駅で乗換が必要ですが、20分程で「大阪梅田」駅まで着きますので非常に便利です。神戸へのアクセスも大体30分程で到着するのでこちらも十分に通勤圏内と言えます。ただ、難点があるとすれば阪急「伊丹」駅が終点であり、そこから先はバス便しか無いという点です。JR福知山線は「伊丹」駅・「北伊丹」駅の2駅のみでこちらも便利とは言えない状況です。そのため、伊丹市ではバス便並びに自家用車での移動が多くなります。都心部への移動は伊丹駅まで出た上で電車移動に切り替えるのが一般的な移動方法です。
<駅周辺の発展からみる伊丹市>
「伊丹」駅まで出てくれば駅前には店舗が並び、買物も非常に便利です。以前は、阪急「伊丹」駅が伊丹市の中心となっており、伊丹市で繁華街と言えば阪急「伊丹」駅のみでしたが、2002年(平成14年)にJR「伊丹」駅の東側の「東洋ゴム工業」の工場跡地に「ダイヤモンドシティ伊丹テラス」として当時関西でも有数の規模としてオープンしたショッピングモールによって、伊丹市の盛り場は阪急「伊丹」駅とJR「伊丹」駅とで二分されました。幸いにして、どちらも徒歩圏内くらいの距離なので、両方を行き来することは可能で、益々この周辺に人が集中することになりました。逆に言えばそこ以外は先ほども触れたように住宅街であり人が集まってくる要素はほとんどありません。
阪急「伊丹」駅周辺は先ほども言ったように伊丹市内では1,2位を争う商業地でありますが、それも平成7年の阪神淡路大震災の際には壊滅的な被害を受けました。地震で「伊丹」駅が倒壊し、車両はぺちゃんこになっていました。阪神高速神戸線の橋脚が折れて道路が横転しているのと同時に、2階にあった駅が陥没して1階まで落ち込んでいる写真は、衝撃的なこの震災の1シーンとして報道されていました。この伊丹駅も駅前商業ビル「リータ」として生まれ変わり、ビルの3階部分に駅が入っています。すぐ隣には分譲マンションが建ち並んでおり、伊丹市内でも一等地になる場所だと言えます。
先程、JR「伊丹」駅前でオープンした「ダイヤモンドシティ伊丹テラス」について触れましたが、その後「イオンモール伊丹」と名を新ためて、未だに関西で有数の規模を誇る大規模なショッピングモールとして多くのお客様で賑わって言います。開業から10年以上経っても、未だに週末を中心に多くの人が訪れています。その「イオンモール伊丹」には日々の買物のためのスーパーマーケットや、服や日用品、アクセサリーなど様々な専門店、ドラッグストアやフードコートを含めた飲食関係の店舗、又伊丹市内で唯一の映画館「伊丹TOHOシネマズ」、ペットショップなど、ここに来れば一通りのことが楽しめるような店づくりをしており、実際に朝から晩まで家族揃って楽しめる空間だと言えます。
これらの周りは外部からも人が集まってきており、駅前だけあって車の数も非常に多く、道も混みがちです。又、同時にバイクや自転車の数もかなりの数に上っており、駅前での駐輪数、特に違法駐輪の数もかなりの数となります。このため、伊丹市全体でみればすっきりとした街並みで間違いないのですが、この駅前だけ若干ゴミゴミと混雑しているイメージがあります。
伊丹警察署のホームページを見ると、「伊丹警察署管内の主な刑法犯罪認知状況」のデータがありますが、ここで断トツの1位となっているのは「自転車窃盗」です。駅前に違法に駐輪された自転車を又、違法に盗んでいくという悪の連鎖が行われています。この連鎖を断ち切るには駅前での違法駐輪の撲滅です。きちんとした駐輪場に停められた自転車は防犯カメラもあることから取られにくいのです。ですから、駅前の違法駐輪を撲滅することが、ひいては伊丹市全体の治安向上につながると思います。又、近年では「刑法犯罪認知状況」でいう犯罪件数は確実に減少しており、色んな意味で伊丹市全体の犯罪件数が減っていることは間違い無いです。
伊丹市の治安は着実に良くなっている
伊丹市の治安については、色々な角度からみてみないと一概には言えないですが、間違いなく治安は良くなっています。
<住環境が向上している>
一つに、郊外を中心に新築戸建が多数販売されて、それに伴い20~30代の若い世代が住み始めて一つの街を作っています。今までが単なる地方都市であったのが、ベッドタウンとして生まれ変わっています。住宅地が中心で本当にゴミゴミしていないイメージが強いです。
そうしたことが、伊丹市の非常におススメポイントとして挙げられる「住環境」の向上につながっています。特に郊外は電車は通っていませんが、バス便が充実し、道幅も広く、街区もきちんと区切られています。又、自然環境も適度に混在しており、小さなお子さんのいる子育て世代にとっても暮らしやすい環境だと言えます。
大都市圏で住宅を探してはいるが、予算の関係で手が出ない人たちにとって新築戸建てが2000万円台で手に入る上に自然環境に恵まれた理想的な住環境は伊丹市の人気の秘訣だと言えます。
<自転車が利用しやすい環境>
その他に、伊丹市内は電車での移動には不便でほぼバス便と自家用車での移動だといいましたが、その他に自転車での移動も良く見かけます。駅前での不法駐輪の問題もここからきているのかも知れませんが、伊丹市の地勢は南側に市境を接している尼崎市と同じく平坦であるために自転車を利用する人がかなり多いです。セカンドカーを所持している家庭はともかく、そうでない家庭は日中、奥さんが前に後ろにお子さんを自転車に乗せて走っている姿を良く見ます。こう考えてみると子育て世代に人気なのも分かります。
<人口の流出がない>
最近は少子化の影響もあって、先ほど挙げた尼崎市では人口減が止まらないのですが、伊丹市ではここ10年以上も人口は大きく変動していません。大体20万人前後の人数ですが、出生率も低下している中、他市へ人口流出せずに伊丹市に住み続けているのは、やはり伊丹市が住みやすいためで他なりません。又、人口がまったく減っていないのはやはり治安が悪くないことにつながると思います。
<なぜ伊丹市は治安が悪化しなかったのか>
若い世代、特に未就学のお子さんを持つご家庭は学校の雰囲気や評判などが非常に気になっていると思います。いわゆる、「ガラのいい」学校か、「ガラの悪い」学校かです。やはり、どんな地域であっても本当にガラが悪い、治安が悪い地域はどんどん人口が減少していくのは止められない事実だと思います。
特に阪神間では主要な駅前に巨大なショッピングモールが幾つもできていることから、(JR伊丹駅:イオン伊丹モール、阪急西宮北口駅:阪急西宮ガーデンズ、JR尼崎駅:あまがさきキューズモール、等)買物や娯楽も1ヶ所である程度まかなえるのが普通なので、住宅地と商業地との間に線引きがされたのが特に伊丹市にとっては治安が悪化しなかった要因になったと思われます。そんな伊丹市では新築戸建の建築が進んで、不動産を扱う業者が多くの住宅を供給して伊丹市に住みたいという需要に応えてきました。
元々、伊丹市には北部に「伊丹空港」があり、外部から不特定多数の人たちが乗り込んでくる土地柄でした。「伊丹空港」の正式名称は「大阪国際空港」と言いますが、2008年に大阪泉州沖に24時間利用可と言われた関西国際空港が開港するまでは関西の国を代表する表玄関としてアジアを中心に外国からの便も離着陸される空港でしたが、最近は国内線中心の空港としなっています。国際便のメインは関空になっています。そのため、以前ほど外国の方が伊丹空港に降り立つ機会は減りました。
国際都市としての発展を望むのであれば、国際空港としての機能が関空へとスライドしていったのは残念なことですが、あくまでもベッドタウンとして郊外型都市としての発展を考えるのではあれば、伊丹空港が国内線メインになったことはむしろ好都合であったかもしれません。
実際にビジネスで東京に行く際には関西からでしたら、伊丹空港から羽田空港へ飛ぶか、新大阪から東京駅や品川駅まで新幹線で移動というのがほぼ定番です。その他にも九州や東北、沖縄や北海道まで日本全国に就航便があるので、地方へのアクセスに非常に便利な空港です。又、アジア中心ですが国際線もまだ生きているので、例えばお隣の韓国や中国へは伊丹空港から飛び立つこともできます。
<伊丹市の治安を守る具体策>
少子化対策からみる伊丹市の治安
<伊丹市の子育て支援>
伊丹市はここ10年以上もの間、人口が減っていません。出生率の低下を考えれば人口の減少は当然なのですが、人口が減っていないということは郊外に新築戸建の現場を開発して人口増加に務めているのと、先ほど触れたように、子育てしやすい環境をつくることによって、伊丹市で出産したいと思わせる部分に力をいれているからだと思います。伊丹市での子育て支援策は市役所ホームページを見れば確認することができます。
基本的には「育児サポートセンター」や「子育て支援センター」、「子育てコンシェルジュ」などの運営を中心に子育ての方で共通の悩みやお困りの人に対して相談できる場を提供するサービスです。
子育て経験が豊富な人でも子供によっては色々と気苦労も絶えないのが子育てかと思いますが、初めての子育ての人は子供が泣いているのも何で泣いているのかわからなかったり、夜中に1時間おきに泣くので睡眠不足に陥ったり、配偶者の協力を得ることができずに孤立してしまったり、人それぞれ悩みはあるかと思いますが子育てをする際に一番しんどいのが孤独に陥ることだと聞いたことがあります。
配偶者の方はもちろん、ママ友や、親兄弟など楽しいこともしんどいことも話を聞いてくれて、分かち合えるような人がいないと自分で全部しょい込んでしまってそれが行き過ぎるとノイローゼや鬱になってしまうらしいです。誰もがその危険性があると言います。
伊丹市が提供しているサービスはそういった子育てで悩んでいる人に相談できるコンシェルジュを紹介してくれたり、悩みを相談しながら一緒に子育てを頑張っていけるようなママ友との出会いの場を提供してくれたりするので、利用者も多く好評です。
<子育てしやすい街というイメージの定着が大切>
子育てについては、金銭的な負担と経済的な負担、時間的な負担、の3つの負担がかかってくると言われています。経済的な負担については、様々な手当や出産費用の実質免除など、色々な負担を軽減してくれる制度も出てきていますが、一番しんどい精神的負担については負担を軽減してくれる制度自体があるかどうか知らない人も多いかと思います。
伊丹市は先ほども言ったようにこの10年~20年ほど、市の人口がほぼ横ばいで推移しています。この出生率減少、都心部への人口の一極集中の時代に人口が減らずに現状の数を維持できていること自体すごいことだと思います。その人口減少を防ぐ対策として、今伊丹市が取り組んでいること自体は評価されていると思いますので、これまで以上に市が一丸となって子育てがしやすい街としてのイメージを定着していけば、大阪市や神戸市からも伊丹市へ移住してくる人も増えてくるかと思います。
恵まれた自然と大都市圏へのアクセスの良さ、買物等に不自由のしない商業施設の充実など、伊丹市の魅力は豊富です。もっともっと伊丹市を盛り上げていくためにもこれまで以上に力を入れて欲しいと思います。
ひいてはこの事が伊丹市の治安の向上につながってくるのは間違いないと思います。伊丹市に住みたいという人が増えて、伊丹市で生活しやすいということがもっと多くの人に分かってもらえたら自然と伊丹市の治安も住み心地も変わってくると思います。今でも伊丹市は治安については悪くないと思いますが、これまで以上に良くなってくれれば本当にうれしいです。もっともっと伊丹市の人気が上がっていくことを願っています。
おまけ:子育てのお得な情報
伊丹市の治安について書いて来ましたが、もう一つ伊丹市の子育てについてお得な情報として、医療費控除があります。産まれたばかりの赤ちゃん、0歳児については医療費は0円です。他の費用の控除では所得の多寡によって制限がかかったりするのですが、この場合は所得制限も関係なく0円になります。他にも義務教育就学前の1歳~6歳児も0歳児と同じく医療費は0円になります。
ちなみに小学校1年生~中学3年生(15歳)までは医療費2割負担となります。このように伊丹市では子供たちが病院に行く機会を無くさないように医療費控除制度があります。これは市区町村によって異なりますので、気になる方は各市のホームページをチェックしてみて下さい。
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まとめ
今回は、伊丹市の治安についてご紹介をしました。伊丹市の治安が良い事が伊丹市の人気の一つであることは間違いありません。
このブログを通じて実際に伊丹市に住みたくなるようなポイントをたくさんお伝えしていこうと思いますので期待しておいて下さい。
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