尼崎市の交通事情についてチェックします

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尼崎市 交通



 尼崎市内の移動手段についてご紹介! 


   他のエリアにお住まいの方が尼崎市内で不動産や新築戸建を探している場合、やはり気になるのは生活環境だと思います。買い物施設もそうですが、通勤の関係もありますし、交通手段についても詳しく知りたいと思うのは当然です。


 そこで、今回は尼崎市内の交通事情をチェックしてみましょう。


 まず、尼崎市内の移動手段として、普段から市民が主に使っているのは


 ①バス ②電車 ③自転車


の3つになります。当然、タクシーやバイク、自転車も移動手段の中に入るのですが、今回はこのメインの3つの内、①と②についてお話していきます。


 尼崎市の移動手段①:バス


 尼崎市内の主要交通手段の一つ、バスはかつて公営の尼崎市営バスとは民間の阪神バスとが両方乗り入れていましたが、現在は尼崎市バスの路線は全て阪神バスに移譲されています。


 尼崎市内のバスの歴史は戦前までさかのぼり、戦前には阪神バス(当時は阪神乗合自動車と阪神国道自動車)と阪急バス(当時は阪神合同バス)によって運営されていました。太平洋戦争を挟み、戦後は上記のバス会社が戦争の影響で運休状態となってしまい、尼崎市民の足がなくなってしまいます。ようやく戦争が終わって、大阪のすぐ隣に位置する阪神間の重要な工業地帯として再び尼崎市が繁栄していくためにはやはりバス会社による運行が不可欠な状態でそんなときに阪神バスや阪急バスに代わって市民の足となるべく運行を始めたの尼崎市バスでした。


 つまり、元々は尼崎市内には公営のバス会社は無く、民間のバス会社によって運営されていたのが、戦争によって民間のバス会社が動けなくなったのをカバーするために市営バスが誕生したという歴史があります。


 尼崎市の東西の移動は電車がメインになりますが、南北の移動には電車は使えず、特に違う路線の駅から駅への移動手段として最もポピュラーなものはバスでした。そのバスがまったく機能しない状態というのはかなり市民の生活が不自由をきたしただろうというのは想像できます。市民生活のみならず、先ほどもふれたように、尼崎市の産業復興にはバスによる南北の移動手段の確保が重要だという判断から、市営バスは1948年に営業開始しました。


 当初は競合する阪急バスとの関係はあまり良くなかったのですが、路線で競合の少ない阪神電鉄及び阪神バスとの関係は良好で、協力的でした。このことが後に、尼崎市バスの路線全てを阪神バスへと移行する土壌になっていたと思われます。


 現在はなくなってしまった尼崎市バスですが、阪神バスとして今でも市民の足となって活躍しています。尼崎市内を歩いていると阪神バスの姿をしょっちゅう見かけます。シンボルマークは、ハートの形をしたものでネットで調べてみたらHanshin Bus の頭文字のHとBの2文字をハートの形にしたものだそうです。言われてみたら、左側にHが、右側にBの文字があるのが分かります。結構特徴的なマークなので、すぐに分かると思います。


 そんな阪神バスですが、尼崎市内だけではなく大阪や西宮、宝塚方面にも路線があるのですが、今回は尼崎市内を走る路線を紹介します。


 尼崎市内を走る阪神バスの運行路線一覧(計47路線)


   1.尼崎市内線(11系統) : 阪急園田(南)~阪神尼崎(北)

   2.尼崎市内線(11B系統) : 阪神尼崎(北)~塚口営業所前

   3.尼崎市内線(12系統) : 阪急塚口~阪神杭瀬

   4.尼崎市内線(12A系統) : 阪急塚口~塚口営業所前

   5.尼崎市内線(13系統) : 阪急塚口~阪神尼崎(北)

   6.尼崎市内線(13-2系統): 阪急塚口~阪神尼崎(北)

   7.尼崎市内線(14系統) : 阪急塚口~阪神出屋敷

   8.尼崎市内線(15系統) : 阪急武庫之荘(南)~阪神尼崎(北)

   9.尼崎市内線(20系統) : JR猪名寺~東園田

 10.尼崎市内線(21系統) : 阪急園田(北)~阪急塚口

 11.尼崎市内線(21-2系統): 戸ノ内~阪急塚口

 12.尼崎市内線(22系統) : 阪急園田(北)~阪神尼崎(北)

 13.尼崎市内線(22-2系統): 阪急園田(北)~阪神尼崎(北)

 14.尼崎市内線(23系統) : 戸ノ内~阪神尼崎(北)

 15.尼崎市内線(24系統) : 阪急園田(南)~阪神杭瀬

 16.尼崎市内線(30系統) : 阪急塚口~武庫川

 17.尼崎市内線(30A系統) : 阪急塚口~リサーチコア前(30A系統)

 18.尼崎市内線(31系統) : 阪急塚口~阪神尼崎(北)

 19.尼崎市内線(40系統) : 宮ノ北団地~阪急武庫之荘(北)

 20.尼崎市内線(40A系統) : 常松~阪急武庫之荘(北)

 21.尼崎市内線(41系統) : 宮ノ北団地~阪急武庫之荘(北)

 22.尼崎市内線(41-2系統): 宮ノ北団地~阪急武庫之荘(北)

 23.尼崎市内線(43系統) : 宮ノ北団地~阪神尼崎(北)

 24.尼崎市内線(43-2系統): 武庫営業所~阪神尼崎(北)

 25.尼崎市内線(45系統) : 武庫営業所~阪急武庫之荘(北)

 26.尼崎市内線(46系統) : 武庫営業所~阪急武庫之荘(北)

 27.尼崎市内線(47系統) : 武庫営業所~武庫川

 28.尼崎市内線(47-2系統): 武庫営業所~武庫川

 29.尼崎市内線(48系統) : 阪急武庫之荘(北)~JR尼崎(南)

 30.尼崎市内線(48-2系統): 阪急武庫之荘(北)~JR尼崎(北)

 31.尼崎市内線(49系統) : 阪急武庫之荘(南)~阪神出屋敷

 32.尼崎市内線(50系統) : JR尼崎(南)~阪神出屋敷

 33.尼崎市内線(50-2系統): 阪神杭瀬~阪神出屋敷

 34.尼崎市内線(50-3系統): JR尼崎(南)~尼崎総合医療センター正門前

 35.尼崎市内線(50-4系統): JR尼崎(南)~武庫川

 36.尼崎市内線(51系統) : JR尼崎(南)~阪神杭瀬

 37.尼崎市内線(52系統) : JR尼崎(南)~コスモ工業団地前

 38.尼崎市内線(52A系統) : JR尼崎(南)~コスモ工業団地前

 39.尼崎市内線(55系統) : JR尼崎(南)~阪急武庫之荘(南)

 40.尼崎市内線(58系統) : 阪急塚口~JR尼崎(北)

 41.尼崎市内線(60系統) : JR立花(下)~末広町

 42.尼崎市内線(70系統) : 阪神尼崎(南)~クリーンセンター第2工場

 43.尼崎市内線(85系統) : 阪神出屋敷~末広町

 44.尼崎市内線(90系統) : 武庫川~尼崎テクノランド前

 45.尼崎市内線(AD1系統) : 武庫営業所~尼崎ドライブスクール前

 46.尼崎市内線(AD2系統) : 阪急塚口~尼崎ドライブスクール前

 47.尼崎市内線(AD3系統) : 阪急園田(南)~尼崎ドライブスクール前


 参考:阪神バス株式会社|路線図から検索(2023/02/17時点)



 各駅間の移動にも便利なバス


 多くの路線が、阪急「塚口」駅や阪神「尼崎」駅、JR「尼崎」駅、阪急「武庫之荘」駅、阪急「園田」駅を起点としていることが分かります。尼崎市内でも人気が高く、乗降客数の多い駅ばかりなのが分かります。例えば、阪神「尼崎」駅とJR「尼崎」駅は比較的距離も近く、両方の駅の間を歩こうと思えば歩くことはできるのですが、大人の足で歩いても30分以上はかかってしまいます。太陽の日差しが強い真夏日や寒風吹きすさぶ真冬日にこの両駅間を歩こうと考えるだけでぞっとします。尼崎市に土地勘の無い人からはどちらの駅も近いのではないかと思われがちです。実際に違う電鉄会社の同名の駅が隣り合っている、地下道でつながっていて乗り換えもスムーズだというのは良くみる光景です。同じ「尼崎」駅なら歩いてもせいぜい10分以内だと思うのは当然だと思います。


 ところが、先ほども触れましたようにこの2つの駅の間は徒歩30分以上の距離があります。気軽に乗り換えという訳にはいきません。そこで皆が利用するのが、バスです。どちらも駅も大きな駅ですのでタクシー乗り場もあってタクシーでの移動も容易ですが、一般庶民には若干贅沢だと印象も強いのが事実です。やはりバスになります。バスで移動なら約10分ほどで到着するので急いでいるのでなければバスでの移動を試してみてください。


 阪神バスの運賃・支払方法は?


 阪神バスの運賃は基本的に定額制で、尼崎市内の路線であれば大人が210円、子どもが110円です。(料金は2023年2月17日現在のものになります。)210円支払えば尼崎市内どこでも行けてしまうと思ったら結構お得なんだなと思ってしまいます。運賃は車の前から乗車してその際に支払うスタイルです。停留所でバスを待っている間に小銭の用意をして、みたいなことになりますね。同じ阪神バスでも尼崎市内線と異なるエリアを走る阪神線のバスは、車体のちょうど中央辺りに位置する後扉から乗車して、運転席の隣の前扉から降車する際に運賃を支払うスタイルになります。尼崎市内とそれ以外のエリアでは乗車と降車、運賃の支払うタイミングまで全て逆になっているのが面白いですね。尼崎市内線を走る車両は尼崎市バスからそのまま移行してきた車両が数多くありますので元々前乗車、後降車の尼崎市バスのスタイルが踏襲された形です。


 尼崎市内の移動を支えるバス


 尼崎市も昔の工業地帯やガラが悪い地域といったイメージが根強く残っていましたが、近年では尼崎市のシンボルとなるような「尼崎城」の再建や登場人物の名前が尼崎市内の地名に由来することで有名な「忍たま乱太郎」がヒットしたおかげで尼崎市内に聖地巡礼する人が増えました。お気に入りのキャラクターの名前がある地名へ移動するのに都合がいいのが、バスです。東部の猪名寺、食満や久々知、南部の潮江や竹谷、立花、北部の富松や時友、など30以上もの地名がありますので、ファンであればバスを乗り継いで移動するのが普通なのだと聞きます。色んなきっかけがありますが、そうやって尼崎市内にたくさんの人が訪れてくれるようになったら本当にうれしいです。そんな尼崎市内の移動を支えているがバスなのです。


 尼崎市の移動手段②:電車


  尼崎市内で運行している電車は、「阪急神戸線」・「阪急伊丹線」・「JR東海道本線」・「JR福知山線」・「阪神本線」・「阪神なんば線」の各線になります。メインで運行しているのが、どれも東西を結ぶ「阪急神戸線」・「JR東海道本線」・「阪神本線」の3路線です。位置関係は北から「阪急電鉄」、真ん中を「JR西日本」、一番南側を「阪神電車」が走っています。元々歴史が一番古いのが「阪神電車」で開業当時は私鉄として日本有数の会社でした。「阪神電車」が人々の足となるなら、すぐ北側の「JR西日本」は工業製品の輸送路でした。ちょうど「JR尼崎」駅の周辺に大小合わせて多くの工場があり、一大工業基地だった頃に工業製品の輸送を担っていたのが「JR尼崎駅」でした。今とは印象が大分に異なっていますが、当時の「JR線」は間違いなく工業線路でした。最後にそれらの一番北側を通る「阪急電鉄」は住宅地開発と共に発展してきた路線です。人の移動が阪神電車、物の輸送がJR、住宅地と勤務地とを結ぶ通勤や帰宅を担ったのが阪急電車です。基本的に市の南側に繁華街が集中していたころ、JR線のさらに北側はほとんど野原や田んぼ、畑などが大部分を占めるいわゆる田舎でした。その田舎に線路を通して、沿線沿いに住宅地を次々と開発、販売していったのが今の「阪急阪神東宝グループ」の創業者である小林一三氏です。伝説上の実業家だった小林氏が住宅地開発を積極的に進めていったおかげで今でも阪急沿線は比較的人気の高い住宅街が数多くあります。


 阪神沿線は今でも繁華街や商店街などのお店が多く尼崎市内でも下町が多く活力にあふれた地域、JR線沿いは今でも「クボタ」や「ヤンマー」などの大会社が点在していますが、「尼崎」駅北部や「立花」駅南部、「塚口」駅西部の再開発事業を経て、住宅地としても商業地としても人気の高い地域へと変貌しました。特に「JR尼崎」駅は劇的に変化し、市内はもちろん市外からも大阪へ電車で5~6分でアクセスできる便利さから注目を集めていて関西の人気駅ランキングでも常連になっています。以下は各線の代表的な駅になります。


 大阪・神戸方面へのアクセス抜群!【阪急神戸線塚口駅】


 まず最初に阪急神戸線の中でも人気が高い「塚口」駅の紹介になります。「塚口」駅は阪急伊丹線の連絡口にもなっており、通勤特急も停車する駅になります。元々駅前に商店街が広がっている商業地も兼ねた駅でしたが、昭和53年(1978年)の再開発事業によって駅南側にできた巨大ショッピングセンター「塚口さんさんタウン」によってこの地域の商業施設の中心となると同時に、ペデストリアンデッキで信号に引っかからずに駅まで移動可能な駅前のマンションなど、住みやすさと梅田まで10分程度でアクセスできる便利さから人気を集めていました。


 現在は老朽化した「塚口さんさんタウン」の3番館が解体されて駅直結の分譲マンションが建築中で注目を集めています。マンションが完成後は更に人気が集中すると思われる「阪急塚口駅」は目が離せません。


 住みやすさが人気の【阪急武庫之荘駅】


 上記、「塚口駅」と「西宮北口駅」という2大商業地であり、人気の高い駅に挟まれた「武庫之荘駅」は尼崎市内でも屈指の人気を誇る駅の一つです。お隣の「塚口駅」が便利さで人気を集めるなら、こちら「武庫之荘駅」は「住みやすさ」で人気を集めます。まず駅に降り立って駅前の広場を見てもらえれば分かるのですが、いわゆる駅前にありがちな繁華街が一切ありません。もちろん、コンビニやスーパー、銀行、飲食店などの日々の生活を支える店舗は数多くありますが、「パチンコ店」を始め、街の風紀に影響を与えそうな類の施設は見渡す限り一切ありません。法律上では駅前にそうしたお店を作ることができるのですが、条例で「武庫之荘駅」前には作れなくなっています。


 噂ではありますが、数年前に亡くなった人間国宝にも選ばれた桂米朝さんが先ほどの条例の制定にも力を貸したなどという話も残っています。真相はどうであれ、この武庫之荘に住む人たちが皆で協力して住みやすい環境を作り、守ってきたおかげで今でも人気の高い駅となっています。駅の北側には、小林一三氏が開発した住宅地が今も残っており、邸宅が立ち並ぶ高級住宅街となっています。駅の南側は再開発で道路も整備されたため、道幅も広く駅前には北側に比べて店舗も数も多いです。


 周囲に生活利便施設が豊富な【JR尼崎駅】

 

 「JR尼崎駅」は上記にもあるように、工業製品の輸送基地として発展してきた駅ですが、駅前にあった「キリンビール」の巨大工場の移転に伴う再開発事業によって以前とはまったく違う駅に生まれ変わりました。以前の駅前には飲食店や飲み屋のような店舗はありましたが、どちらかと言えば地元の人たちや工場で働く人たちが利用する限定された地域の店舗といった感じでしたが、今は別エリアからも頻繁に人が集まってくる巨大ショッピングセンターが出来ておまけにそのすぐそばには巨大マンション群が立ち並ぶ一大人気エリアへと生まれ変わりました。再開発事業は何回か分けて行われており、駅の北側は毎年発展していく姿を見せて人もどんどん集まってきました。


 「キューズモールあまがさき」と「アミング」や「尼崎DC」に代表される巨大マンション群、南側には北側のような巨大な店舗はありませんが、大型家電量販店やスーパーなどの店舗が点在しています。又、大型施設跡に次々と分譲マンションが建築しており、北側で膨れ上がった人口が南側でも増加することが予想されます。大阪方面、神戸方面、宝塚方面へのアクセスも便利なターミナル駅で益々人気が上がっていきそうです。


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まとめ


 今回は、尼崎市内の交通事情についてご紹介をしました。

尼崎市で不動産や新築戸建の購入を考えている人もぜひ参考にしていただければと思います。

これからもこのブログを通じて尼崎市の情報をたくさんお伝えして、不動産や新築戸建の購入のお手伝いをいこうと思いますので期待ておいて下さい。 


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