宝塚市役所のホームページを見てみました
どんな市でも市役所内に必ずある部署が、都市計画課です。都市計画というと何か難しそうに聞こえますが、私たちの日々の生活に必要なものであるのは間違いないなです。
例えば、私たちが普段利用している道の幅は都市計画によって決められています。最近も通学中の児童の列に車が突っ込んだというような非常に痛ましい事故が報道されていましたが、現場の道路には児童の通学路にもかかわらず、ガードレールも十分な幅の歩道もなく危険な状況であったとも言われていますが、この道路の幅を決めたり、ガードレールを設置したり、歩道の幅を拡げたり、するのが都市計画の一部です。つまり、都市計画とは皆が都市でできるだけ快適かつ安全に生活していけるように街づくりをデザインすることを指して言います。
この都市計画は山奥や無人島等を除いて日本全国で行われていますが、宝塚市でも当然のように行われています。大きな都市計画に対する考え方というか、幹の部分はどの市区町村でも同じことですが、実際に運用していく都市計画のルールについては異なってきます。では宝塚市の都市計画はどうなっているのでしょうか?次から触れていきます。
宝塚市の都市計画を知る上で絶対に外せないのが、都市計画マスタープランです。
都市計画マスタープランとは、法律で言えば憲法のようなものです。つまり都市計画の根本部分に当たります。マスタープランで謳われていることが宝塚市の都市計画の肝の部分になりますので、こちらをチェックしてみたいと思います。
このマスタープランによると宝塚市の都市計画期間は、第5次計画であり平成24年から33年頃までの大体10年間をめどにしていると書かれています。つまり、平成33年頃と言えば令和2年、つまり昨年もしくは今年あたりが宝塚市の都市計画のゴール予定時期に該当しています。もしかしたら、つい最近までひんぱんに行われていた道路工事が急に鳴りを潜めたようだと感じるなら、都市計画に基づく工事の予定が終了したということが予測されます。いずれにしましても一つの時期を経て、宝塚市がより住みやすい街に生まれ変わっていくことを本当に願っています。
阪神間の各都市の中でもこの少子化の中、現状維持もしくは増加傾向にあるのは西宮市や宝塚市などごくごく限られた人気の高い市町村になります。住環境の良さ、「タカラヅカ」という全国区のブランド、宝塚市に人気が集まるのも無理ありません。では、その人口減少についても都市計画マスタープランの中で出てくるので、紹介しておきます。
ここ10年間の間、人口が約4パーセント増加(約1万人)したそうですが、減少に転ずるのも目の前だと警告を発しています。ただ、1万人もの人口増ってこの少子化の中ですごいことだと思います。さすが、西宮市と並んで人気が高い市だけあってすごいですね。
確かにネットで調べてみても評判のグルメなお店がゴロゴロしていて宝塚市の人気の高さがこんなところからも分かります。ただいくら人気があっても全国的な人口減少と大都市圏への集中、特に東京への一極集中はこれからも加速していくと思います。住んでいる人にとって、又、市外に住んでいる人から見て魅力的に映らない地方都市はこれから衰退していく危険性をはらんでいます。宝塚市のブランド力をもってしても、この人口減は避けられないと考えてその対策として都市計画を組んでいるということですね。
内容を読んでみるとコンパクトな都市づくりへの対応が重要だと言っています。無秩序に都市機能をどんどん拡げていってもそれを維持することができなくなるのは間違いないので、必要なところに適切な都市機能を集中させてコンパクトだけど快適な都市環境を創っていくことを主眼にして目標を決めています。
それは、社会(コミュニティ)・環境(エコロジー)・経済(エコノミー)の総合的な視点をもって持続的な発展の可能な土地利用を促進していくことで、都市像の実現と目指すとあります。コンパクトでかつ人同士のつながりも重視しつつ環境に配慮し経済をまわしていけるようなそんな都市だと言っています。何か想像してみたら、歳を取っても住みやすそうな街の姿が浮かんできます。少子高齢化の中で人口減少を食い止めるためには、そういった高齢者にとっても住みやすい街にしていくことが欠かせないです。
宝塚市が目指す都市像が見えてきたら、宝塚市での生活も目に浮かんできます。宝塚市で新築戸建てや不動産を購入しようと考えている人たちにとって、そんな宝塚市のビジョンは不動産を購入するか否かの重要な判断基準になるかと思います。
具体的に定める宝塚市の将来都市像ですが、「市民の力が輝く共生のまち宝塚」といったものになります。副題として、住み続けたい、関わり続けたい、訪れてみたいまちをめざして とあります。これは先ほど触れました、社会・環境・経済の視点からみた都市像だと思います。そしてそんな都市像ついて、更に「市民と自然環境と歴史がつくりだす魅力ある文化都市」としてイメージし、都市づくりのコンセプトとして、庭園都市、芸術レクリエーション都市、居住文化創造都市、という3つの都市イメージを打ち出しています。そのイメージの中には武庫川を始めとする自然環境もあり、清荒神や中山寺といった1000年をも超える伝統ある文化遺産も含まれて、又、宝塚歌劇団という伝統もありながら人気も依然として高く、芸術として情報を発信し続けているものも含まれています。
こうして見てみると、観光資源としては宝塚市は十分に揃っているなあと思いいます。特に、現在は新型コロナウィルスの大流行に伴う緊急事態宣言や蔓延防止策などによって規制がかかっていますが、全国区の人気を誇る宝塚歌劇団のおひざ元というのは本当に他の市に比べて大きなアドバンテージだと思います。それに匹敵するのはお隣のこれも全国の人気をもつ甲子園球場を擁した西宮市ぐらいではないかと思います。
どちらの市も共通しているのは人気の高い観光資源をもっていることとそれだけに頼るのではなく、住みやすい住環境の整備や子育て世代に子育てがしやすい環境だと思ってもらえるような施策を続けていることです。そういった継続し続けた努力によって阪神間も屈指の人気都市になっていきました。都市計画ひとつ取ってみてもその都市が目指す方向が分かりますし、その背景を知ることによってその都市の住みやすさや人気も透けて見えてきます。宝塚市は文化遺産や芸術遺産もあり、その上子育て世代や高齢者にも住みやすい街づくりを進めていることから人気を集めていると言えるでしょうね。
先ほど触れましたコンセプトについてもくわしく説明しています。まず、庭園都市ですが、六甲山系・長尾山系から流下する武庫川に代表される水と緑に恵まれた豊かな自然環境によって成り立っています。その自然環境の魅力を残しつつ、自然災害に強い都市づくりを目指すと書かれています。自然の良さを残して自然災害に備える、つまり自然との共生によって作られていく都市が庭園都市だと言えると思います。
次に居住文化創造都市とは古くから街道沿いに発展していった宿場町や農村をベースに居住文化創造都市が形成されていきました。
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まとめ
今回は「住みやすい街ランキング」や「住んでみたい街ランキング」で安定した人気を誇っている「宝塚市」を紹介しました。このブログだけではまだまだ紹介しきれない宝塚市の魅力やおススメポイントをこれからもたくさんお伝えしていこうと思いますので期待しておいて下さい。
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