伊丹市で不動産や新築戸建を探している方は伊丹市のことを良く分かってる方が多いかと思います。ただ中には仕事の都合などで他のエリアから引っ越す予定で伊丹市について良く分かっていない方もいるかもしれません。このブログでは伊丹市のお出かけスポットや買い物スポット、など色々ご紹介してきましたが、今回は伊丹市の歴史を知るということで数多くある文化財について伊丹市のホームページからご紹介していきます。
まず文化財と一口で言っても種類はたくさんあります。お寺や神社ももちろん文化財ですし、絵画や書物、彫刻なども文化財です。又、文化財にもその重要度によって色んな指定があります。どれが重要なのか素人にはちんぷんかんぷんですが、要は希少性や貴重性などで決めるようです。例えばその時代のことを詳しく知るための重要な資料であったり、その時代にある内で数少ない仏像であったり、です。さっきも言ったように文化財にはたくさんの種類があって極端なことを言えば、古くから現在まで残っているものは全部文化財になり得ます。子どもが書いた落書きでもそれが、奈良時代のものであれば立派な文化財です。
私たちが普段使っているものでも、何千年後かには貴重な文化財となって博物館で公開されてたりするかも知れません。話が脱線しましたが、そういった伊丹市の文化財について紹介していきましょう。
■国指定文化財
①伊丹廃寺跡
伊丹市の緑ヶ丘にある寺院跡です。廃寺なので現地に行ってもお寺はありませんが、お寺があったことが分かるような遺跡はいくつか発掘されています。ここにあったとされる寺院は奈良時代初期のものだと言われており、かなり古いもので、又その規模も奈良にある法隆寺クラスの大きなものだったそうです。今でも残っていたら間違いなく観光名所になったでしょう。もったいないですが、無くなってしまったものは仕方がないですし、現在は史跡公園となっていますので、一度訪れてみてもいいんじゃないでしょうか。
②田能遺跡
田能遺跡と言えば、全国的にも有名な弥生時代の集落遺跡の一つで、工場建設の際に偶然発見されました。当時は高度経済成長期で遺跡を無視してそのまま工場を建設しようという話になっていましたが、市民の要望によって一転保存が決まったという話が知られています。地名の通り、尼崎市にある遺跡ですが、伊丹市の岩屋にかけて広がっている遺跡ですので、こちらも伊丹市の文化財として紹介しました。当時の人が暮らしていた住居を再現したものやお墓や、たくさんの埋蔵品を見ることができます。社会見学で小学生が良く集団で訪れているのを見かけますが、大人になって行ってみたら又違った発見があるかもしれません。
③有岡城跡
JR伊丹駅前にあるお城の跡で、別名伊丹城とも言います。日本全国にお城は数多くありますが、こちらのお城は現存していないにも関わらずかなり有名なお城です。理由は2つあって1つ目はお城の周りに町があるではなくてお城の中に町があるという珍しいお城だったということです。外国のお城にあるタイプで、お城の中に町がある城塞都市と言われるものです。日本は一般的にお城の周りに町が発展する城下町が多いので貴重なお城だと言われています。もう一つの理由は豊臣秀吉の名軍師として有名な黒田官兵衛が1年間幽閉されていたエピソードが有名だからです。大河ドラマなどでも何度もこのエピソードが紹介されているので聞いたことがある人もいるかと思います。こちらもお城が残っておらずあくまでも跡地ですが、当時を思わせるような石垣もあるので買い物で伊丹のイオンモールに行った際に見てみて下さい。
④旧岡田家住宅
江戸時代の商家が現在まで保存されているものです。当然江戸時代のものですから崩壊などの危険もありましたが、修復されて現在に至っています。「みやのまえ文化の郷」にあり、こちらが休館の際には見学ができません。伊丹市は現在でも日本酒の産地として知られていますが、江戸時代に最盛期を迎えて清酒誕生の地として知られていました。そんなお酒の郷としての当時を偲ぶ街並みが保存されているのが宮ノ前です。当時そのままとはいかないまでもちょっとしたタイムスリップ気分を体験できるような見事な街並みになっています。阪急伊丹駅からもJR伊丹駅からも歩いていけるのでぜひ行ってみて下さい。
⑤木造釈迦如来坐像
伊丹市鴻池にあります「慈眼寺」の本尊として知られている「釈迦如来坐像」は鎌倉時代初期に作られました。昭和63年に修理されたときに中から、有名な運慶や快慶と同じ流派の仏師によって作られたことが分かりました。非常に貴重な仏像だということで国指定の文化財となりました。非常に穏やかな表情をされている仏様で、以前は全身に貼られた金箔によって光り輝いていたと思いますが、現在はほとんど剥がれてしまっています。非常に貴重なものとして一般公開されていませんので、お寺に行っても残念ながら見ることはできません。ただネットで検索すれば写真では確認することができるので、ぜひ一度そのお顔を拝んでみてください。
■国登録文化財
東リインテリア歴史館:伊丹市に本社がある伊丹市を代表する企業である「東リ株式会社」の工場敷地内にある大正時代の建築物です。工場の中にヨーロッパの街並で見られるような建物がある光景はインパクトがかなりあります。大正8年(1919年)の会社設立当時の建物が現在まで使用されていること自体かなり珍しいことで、大体当時のままの姿で残っている非常に貴重な建物の一つです。東リの工場敷地内にありますが、予約をすれば見学することができます。一日2回見学できますが、すべて予約が必要です。午前の部は10:00~11:00、午後の部は13:00~14:00になります。クイズ番組「アタック25」のスポンサーとして有名な大企業の歴史に触れることができる絶好の機会なのでぜひこちらも行ってみて下さい。
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まとめ
今回は、伊丹市の文化財についてご紹介をしました。伊丹市が歴史と伝統のある街だということが分かっていただけたと思います。そういった伝統と共に大型ショッピングセンターも数多くあり、生活に便利だという点も伊丹市の魅力の一つかと思います。こんな伊丹市に住みたいと思う人もいたかもしれません。
このブログを通じて実際に伊丹市に住みたくなるようなポイントをたくさんお伝えしていこうと思いますので期待しておいて下さい。
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