複数階が存在する賃貸マンションやアパートでは、「何階を借りるか」という問題が浮上します。
とくに「1階に住む」と「2階以上に住む」では大きな違いがありますが、そのメリットやデメリットをしっかりと理解しなければ最適な階層に住むことはできません。
今回は、賃貸マンションやアパートの1階に住むことのメリットやデメリット、可能な対策などについて解説します。
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なんとなく「高層階に住んだほうがお得感がある」というイメージがある賃貸物件ですが、「1階に住む」ことにもさまざまなメリットがあります。
メリット①「家賃が2階以上よりも安く設定されている」
賃貸物件の1階に住むことの1つ目のメリットは、「家賃が安く設定されている可能性がある」ことです。
一般的な賃貸マンションやアパートなどの集合住宅の場合、2階以上の高層階の需要が高くなっています。
そのため、同じ間取りでも階層が違えば、低層階のほうが家賃設定が安くなっているケースがあるのです。
高層階に住むことにこだわりがなく、少しでも家賃の負担を抑えたい場合におすすめの選択肢となります。
メリット②「足音などの騒音の影響を及ぼしにくい」
賃貸物件の1階に住むことの2つ目のメリットは、「自身の足音の影響が階下に及ばない」ことです。
集合住宅でよくあるトラブルの1つが「騒音」や「振動」といった、住人が階下に及ぼす影響となります。
しかし、1階に住む場合は階下が存在しないため、足音による騒音や振動で他の住人に迷惑をかける心配がありません。
走り回る小さなお子さんがいるご家庭にとって、賃貸物件の1階に住むことには大きなメリットがあるといえます。
メリット③「移動に不便がない」
賃貸物件の1階に住むことの3つ目のメリットは「移動に際して不便がない」ことです。
2階以上に住む人は、自身の部屋にたどり着くために階段やエレベーターなどを使用しなければなりません。
とくにエレベーターがない賃貸物件の場合、高層階であるほど階段による移動に大きなエネルギーを消耗することになるでしょう。
1階に住む場合、部屋にたどり着くまでに上下階の移動を必要としませんので、普段の生活が便利であるだけでなく、緊急時の避難もしやすいというメリットがあります。
メリット④「専用の庭が利用できる場合がある」
賃貸物件の1階に住むことの4つ目のメリットは「専用庭が用意されている物件がある」ことです。
賃貸物件のなかには、1階の住人専用で庭が用意されている物件があります。
家庭菜園などを楽しむことができるため、集合住宅でも庭付き物件が良いという方におすすめです。
メリット⑤「荷物の搬出入がしやすい」
賃貸物件の1階に住むことの5つ目のメリットは「荷物の搬出入に手間がかからない」ことです。
とくに引っ越しに際しては数多くの荷物を運ぶ必要がありますが、2階以上だと場合によってはクレーンで釣り上げないと搬出入できない家具などもあるでしょう。
1階の場合であれば、上下階の移動が必要ありませんので、最低限の搬出入の手間とコストだけで済みます。
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賃貸物件の1階に住むことのデメリット
このように、賃貸物件の1階に住むことにはさまざまな魅力がありますが、一方で以下のようなデメリットも存在していることを忘れてはいけません。
デメリット①「室内や洗濯物が丸見えになる」
賃貸物件の1階に住むことによる1つ目のデメリットは「室内および洗濯物が丸見えになってしまう」ことです。
賃貸物件の立地にもよりますが、とくにベランダ側が道路に面している物件の場合、干している洗濯物や室内が窓から通行人に見えてしまいます。
また、道路から来る排気ガスや騒音などの影響を受けやすい点も、1階に住むことによるデメリットだといえるでしょう。
デメリット②「虫が入り込んでしまう」
賃貸物件の1階に住むことによる2つ目のデメリットは「虫が室内に入り込む」ことです。
2階以上に比べると、飛べる・飛べないに関わらず、多くの虫が室内に入り込むリスクが高くなります。
入り込んだ虫は室内で繁殖してしまう可能性もあるでしょう。
デメリット③「防犯性に心配がある」
賃貸物件の1階に住むことによる3つ目のデメリットは「防犯性が低い」ことです。
もちろん、2階以上の部屋にも不法侵入することは不可能ではありませんが、「1階」と「2階以上」では、明らかに1階のほうが侵入しやすいといえるでしょう。
デメリット④「湿気対策が重要」
賃貸物件の1階に住むことによる4つ目のデメリットは「湿気対策が必要になる」ことです。
集合住宅の1階となると、立地にもよりますが日当たりが良くないケースが多く、道路からの湿度の影響を強く受けてしまいます。
とくに梅雨時になると2階以上の部屋よりも湿度の高さが顕著になりやすいため、積極的な湿度対策が重要になるでしょう。
また「日当たりが良くない」ことにより、とくに冬場は気温の低さが気になるケースもあります。
デメリット⑤「騒音について隣の部屋には配慮が必要」
賃貸物件の1階に住むことによる5つ目のデメリットは「隣の部屋に対しては騒音などの配慮は必要になる」ことです。
1階に住むことによるメリットの1つとして「騒音が階下に影響しない(階下がない)」ことが挙げられますが、壁の厚さなどの条件によっては隣の部屋に騒音や振動の影響が及ぶ可能性はあります。
1階に住んでいるからといって、全く騒音や振動を気にしなくても良いというわけではありません。
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賃貸物件の1階に住むにあたって役立つ対策
このように、1階に住むことにはさまざまなリスクがつきまといます。
こうしたリスクを抑えて、メリットを最大化するためには、いくつかの対策が有効です。
対策①「防犯対策」
1階に住むうえでとくに重要なのが「防犯対策」です。
とくに女性の一人暮らしの場合、安心して住み続けるためには万全な防犯対策が必要になります。
たとえば、窓の対策に防犯フィルムを貼ったり、室内を見られないようにミラーレスカーテンを取り付けるといった対策であれば、費用と手間をあまりかけることなく防犯対策が可能です。
可能であれば、玄関のカギを防犯性能の高いものに交換したいところですが、賃貸物件なのでオーナーの許可が必要になります。
対策②「虫対策」
1階に住むうえで、快適な生活を守るためには「虫対策」が欠かせません。
害虫の侵入経路になるようなところには、ベイト剤などのトラップを設置しておきましょう。
また、水回りの水分を放置しないことや、室内にゴミ袋を溜めこまないといった対策も、虫対策として有効です。
対策③「洗濯物対策」
1階に住むうえで「洗濯物に関する対策」も無視できません。
とくに女性の場合、変質者に下着などを盗まれてしまうリスクを考慮すると、部屋干しという選択肢も考慮しなければならないでしょう。
ですが、前述のとおり1階は湿気の問題があり、部屋干しばかりするとにおいが気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
そのため、ベランダに洗濯物を干しておくことに不安を感じる場合、浴室乾燥機がついている賃貸物件を探すことをおすすめします。
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まとめ
賃貸物件の1階に住むことには、メリットだけでなくデメリットもたくさん存在することがわかります。
しかし、デメリットの多くは適切な対策でリスクを抑えられますので、必要な対策を講じて1階に住むメリットを最大化しましょう。
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