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ファミリー(家族世帯)向け住宅を賃貸で借りるなら、対象物件は戸建てと集合住宅(マンションやアパート)の2つです。
ファミリー世帯の物件探しは単身世帯とは異なり、居住人数や年代が多いため希望条件が多岐にわたり、物件探しは大変です。
そのため、事前の条件の絞り込みと情報収集がとても大切になりますので、不動産会社HPやポータルサイトの利用は必須といえるでしょう。
戸建てもマンションもそれぞれのメリットやデメリットがありますが、今回は分譲戸建て賃貸物件での立地、間取り、駐車場の有無という観点から解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちらファミリー向け賃貸分譲戸建てで好まれる立地のポイントとは
駅近のエリアにある賃貸物件のほとんどが、その辺りでは、もっとも背の高いマンションで占められています。
その理由は、駅近エリアは地価が高いので、部屋を積み上げた形状のマンションの方が小さな土地でたくさんの部屋を作ることができ、マンションの方が価格を安く抑えられるからです。
ですから、戸建ては駅から少し離れた場所に建っていることが多く、駅から徒歩で10分前後もしくはそれ以上の距離にあることも珍しくありません。
駅から少し遠いエリアなら、物件の広さと価格のバランスが良く、物件数も多いでしょう。
ファミリー向け賃貸分譲戸建てで人気の立地とは
今回のファミリー世帯とは、両親と乳幼児の3人もしくは中高生のいる4人を想定しています。
これらの家族が快適に暮らすのに適した立地とはどんな条件でしょうか。
駅まで徒歩圏内
電車通勤や電車通学なら、駅まで近いことはご家族全員にとってもっとも嬉しい立地条件です。
とくに夏場や冬場で気候や天候が厳しい時期には、駅までの長い距離を歩くのは体にこたえます。
また、遠くの学習塾や習い事教室へ電車で行く場合には、駅まで近いと行き来が楽なので続けやすいですし、道中のリスクが少ないので親としては安心して通わせられます。
治安や交通状況
治安や交通状況は、家探しの際にもっとも気を付けたい立地条件のひとつです。
たとえば、飲み屋などの歓楽街、街灯がなく暗い夜道、夜は人がいない会社や工場、樹木が高く生い茂った公園、交通量の多い道路、荒廃した空き家などは嫌悪施設と表現されることもあり、犯罪やトラブルの原因になりやすいのでできるだけ避けましょう。
そんな周辺環境を確認をする場合には、街の様子は時間帯や曜日で変化しますので、時間や曜日を変えて何度か現地に足を運んで実際に歩いてみて、近隣住民に直接はなしを聞くのが効果的です。
買い物が便利
頻繁に利用するお店として、スーパーマーケット、コンビニ、ドラッグストアが近いのは、とくに主婦にとっては最優先条件になります。
できれば少し遅くまで営業しているスーパーマーケットやドラッグストアだと、なお便利でしょう。
学校まで近い
中学や高校は電車通学が多いと思われますが、小学校は徒歩通学が多くなります。
集団登下校をしていたとしても子どもたちだけでの移動ですから、できるだけ不審者や車のリスクを回避するために、家は学校や学童施設から近いほうが安心です。
また、忘れ物や体調不良での帰宅もしくは送り迎えをするにしても、家が近いことは大きなメリットになります。
物件を探す|阪神間の分譲戸建て賃貸物件特集
ファミリー向け賃貸分譲戸建てで好まれる間取りとは
ファミリー向け物件のおすすめ間取りは、まずは2LDK以上になります。
その理由は、新婚ご夫婦2人の状態で家探しをはじめて2人の状態で入居しても、もし赤ちゃんが生まれたら必要な部屋数は1つ増えるので、1LDKではなく2LDK以上で探したほうが汎用性が高いからです。
さらに、分譲戸建ての賃貸物件では2LDKの間取り自体が少なく、ほとんどが3LDKに大型収納(納戸)がついたものか、4LDKに実質的に限られてしまいます。
間取りが3LDKの賃貸分譲戸建ての使い方
3LDKなら、子どもは2人でもそれぞれに部屋を与えて、ご夫婦の寝室も確保できます。
また、子どもが1人でも、ひとつの部屋はリモートワークスペースや書斎や趣味部屋として使え、大きな荷物を置くスペースとしても、来客用の部屋としても使えます。
間取りが4LDKの賃貸分譲戸建ての使い方
ご夫婦の寝室と子ども2人それぞれ専用の部屋を与えても、さらにもうひと部屋あります。
お子さんが3人でも対応でき、もしもご主人さまのお仕事の都合で帰宅が遅いなら、寝室を分けても良いでしょう。
もしくは、思い切ってひと部屋をウォークインクローゼットとして季節者の荷物をや子どものおもちゃなど、家の中の荷物の大半をその部屋に集めれば、各部屋がスッキリして整頓も掃除もしやすくなります。
ただし、部屋数はそこまで必要ではなく、同じ立地で安い3LDKの戸建てがあればそちらにしても良いでしょう。
ファミリー向け賃貸分譲戸建ての駐車場の必要性とは
大都市近郊で駅まで徒歩圏のマンションなら、車がなくても電車で移動でき、また電車もある程度は地域全体を網羅していますので、どうしても車でないといけない場面は少ないです。
ただし、利用できる電車の沿線が少なく、さらに本数が少なくて路線の広がりが乏しい場合には車があったほうが移動が楽です。
また、とくに子どもが小さい時には、グズったり眠ったり騒いだり咳き込んだりは当たり前ですので、人との接触がない車移動の快適さは計り知れません。
ベビーカーで小さな子どもを連れての電車移動の場合、まとめ買いした荷物を持ちながらの階段の昇り降りは大変難しいのです。
やはり、郊外の大型店舗での買い物をハシゴする場合などは圧倒的に車が便利です。
マンションと戸建ての駐車場の違い
マンションにある駐車場と戸建てに併設された駐車場とでは、かなり大きな違いがあります。
賃貸マンションの駐車場
まずは空き区画がないと借りられないので、いつでも駐車場が確保できるかどうかは不確実ですし、当然ですが毎月の駐車場使用料がかかり出費が増えます。
また、平面駐車場でもサイズ制限はありますが、とくに機械式立体駐車場になると、全長、幅員、車高、全高、排気量など多くのサイズ制限があります。
これは、もしもサイズオーバーの車を入庫してそれが感知センサーに触れると、最悪の場合には安全のために機械が緊急停止し、メンテナンス会社が現地で手動で操作しないと車が出せなくなるので、車のサイズはかなり厳格に制限されているのです。
さらにマンションですと、無断駐車や車へのイタズラや車同士の接触など、別の問題の可能性も否めません。
賃貸戸建ての駐車場
だいたいの戸建ては、家の敷地内に駐車場がついていて駐車場使用料は家賃に含まれているので追加費用は要りません。
そして、家の隣が駐車場なら駐車場の出し入れを待つ時間も、雨に濡れる心配も、他の車と接触することもありません。
また、スペースさえあればバイクや自転車も置けて、洗車やバイクいじりもできるので、戸建ての駐車場は物理的なメリットが大きいといえます。
駐車場付き賃貸戸建て|阪神間の分譲戸建て賃貸物件特集
ファミリー向け賃貸分譲戸建てのその他のメリット・デメリット
ファミリー向け賃貸物件として戸建てを選ぶ際のメリットやデメリットをおさらいします。
メリット
●地階で単独住戸だと隣の騒音の影響が少ないので、子どもの足音や楽器の演奏などでも迷惑を掛けることはありません。
●リモートワークや受験勉強、テレビや音楽鑑賞など、昼夜をとおして静かな環境が得やすくなります。
●ペット飼育ができることも多く、庭で花壇や家庭菜園やバーベキューが楽しめます。
●換気が気になる状況でも、戸建ては四方に窓があり通気性が良いので、空気の入れ替えが簡単にできます。
●同じ価格帯で比較すると、戸建ては駅からは遠いもののマンションよりも面積は広くなります。
デメリット
●外気温が影響しやすいので、とくに夏と冬の光熱費が高くなります。
●扉や窓が多いので、締め忘れやセキュリティ対策には注意が必要です。
●全室がバリアフリーでなく階段があるので、昇り降りや掃除が面倒です。
●木造が多いので、コンクリートよりも地震や火災に弱いです(ただし避難はしやすい)。
賃貸情報|阪神間で賃貸物件を探す
まとめ
家族数人が安全で快適に暮らすために、それぞれの事情を汲み取りたいのですが、すべて叶えるのは困難です。
だからこそ、ご家族の事情には優先順位を付けて、このさき状況が変わってもある程度対応できる汎用性のある環境を模索することが大切です。
もしも優先したい条件が決まったら、特定の条件を持つ賃貸物件を絞り込んで検索できるポータルサイトを使って、効率よく地域や物件情報を集めるようにしましょう。
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