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24時間ゴミ出し可能な賃貸物件があるのをご存じでしょうか。
自分の都合に合わせて好きな時間にゴミ出しができれば、何かと便利で助かりますよね。
最近では、常時ゴミが出せるマンションを条件にして物件を探す人も多くなっているといわれています。
しかしメリットばかりではありませんので、デメリットや回避策なども理解して、物件探しに役立ててください。
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弊社へのお問い合わせはこちら24時間ゴミ出し可能な賃貸物件のメリットとは
いつでもゴミが出せれば便利だと想像できますが、具体的にはどんな点がメリットなのでしょうか。
ゴミを好きなときに部屋から出せる
ゴミを回収日の朝まで部屋の中に置いておき指定された日時に捨てるという、外的なスケジュールに自分を合わせなくて済みます。
忙しい朝ではなく前日に出しておきたい
朝は、ほとんどの方にとって1分1秒を争うほど忙しい時間帯です。
外出の支度にくわえてゴミをまとめる時間が必要で、持って出るバッグなどとともにゴミ袋も一緒に持ち出さなければなりません。
そのような時間がないなかで、万一ゴミによって服や靴が汚れてしまったら大変です。
においやすい生ゴミは部屋から出したい
包装紙や包装ケースなどのプラスチックごみは、よほど汚れていなければ匂ったり汚れたりすることはありませんが、生ゴミですとそうはいきません。
とくに冬場以外の気温や湿度が高い時期には、わずか数日の間でも家のなかに生ゴミがあれば、とたんに腐敗や雑菌の繁殖によって強いにおいを発します。
できるだけ早くゴミを外へ出したいという気持ちは、多くの方にとって切実な問題であるといえます。
資源ゴミを分別して保管するスペースがない
資源リサイクルゴミは自治体によって定められた解体分別方法に従って分けて、おのおの決められた日に出さなければなりません。
つまり、分別したゴミを部屋のなかに保管しなければいけないので、一人暮らしの間取りでは特に、分別ゴミを置くスペースの確保が要ります。
しかし、24時間ゴミ出しができれば部屋をゴミに占領されずに済み、ゴミのないきれいな部屋が維持できるのです。
生活時間帯が昼夜逆でもにゴミ出しできる
活動時間はその方の事情によってさまざまですが、都会ではとくに深夜早朝を主な活動時間にしている方は決して珍しくありません。
もしも、夜間に働いて早朝に帰宅して就寝するなら、指定されたゴミ出しの日時に合わせて起きなければならず大変です。
そのような場合には、夕方の出社前や早朝の帰宅後の都合がよい時間にゴミ出しができれば大変助かります。
常時ゴミ出しはまだ特別な条件といえる
とはいっても、24時間ゴミ出し可能なサービスはどの賃貸物件にもあるわけではありません。
決まった日時にゴミを捨てるだけなら自治体が無償で回収してくれますが、ゴミを数日間も敷地内に置いておき、場合によっては自治体よりも高い頻度で回収してくれるマンションはまだ珍しいのです
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24時間ゴミ出し可能な賃貸物件のデメリットとは
24時間ゴミ出しができることはメリットばかりではなく、デメリットもあることを知ってください。
毎日回収するのではなく集積場に数日置かれる
常時ゴミが出せるとは毎日ゴミを回収するのではなく、ゴミの集積場にゴミを溜めておいて、自治体が指定する日時に回収してもらう場合がほとんどです。
ゴミのにおいが夏場は悪臭に変わる
生ゴミはそれ自体がにおいますが、夏場には悪臭に変わったにおいが辺りに漂います。
それはマンション館内だけではなく、近隣へも風にのって流れていくのです。
カラスやゴキブリ、ネズミ、ハエが集まる
人間にとっては捨てる生ゴミでも、動物や虫にとってはゴミではありません。
強いにおいが常に漂えば、その匂いが生き物を誘引してゴミ集積場を不衛生にします。
分別を無視した投棄、放火やいたずら
居住者のなかには、ゴミ出しのルールを平気で破って集積場の扉を開放したままにしたり、袋の口を縛らなかったり、回収できないものをそこへ放置するような問題を起こす者もいます。
また、マンション居住者ではないのに無断でゴミを捨てに来る方や、集まったゴミへ放火する事件など、館内の問題にとどまらず深刻な二次被害も考えられます。
24時間ゴミ出し可能が招くマナーの低下
常時ゴミ出しができる利便性の裏で、居住者のゴミ出しマナーが低下することがあります。
常にゴミ出しができることが当然の権利であるように錯覚して、もともと多くの方が暮らす共同住宅に必要な、他人を思いやる振る舞いへの意識が低くなってしまうのです。
たとえば、深夜や早朝なのに家のなかでガサゴソと音を立ててゴミをまとめ、玄関をバタンと閉めて廊下をバタバタと歩いてはいないでしょうか。
怖いのは、音だけにとどまらず周りへの配慮が薄れるせいで、全体的なモラルが低下していくことです。
ゴミ管理コストなどで管理費が高額になる
24時間ゴミ出し可能な賃貸物件は、そうでない賃貸物件に比べて管理費が高額になる傾向です。
理由としては、施錠ができるゴミ集積場を設置して、コストが掛かっているからです。
数日置かれた生ゴミ回収後の集積場清掃
鳥獣や虫への対策をして、ゴミの回収後には集積場や付近の汚れを清掃します。
ゴミの散乱や汚れの放置は、落ちないガンコな汚れになって不衛生になり、嫌なにおいを発しますので、清掃はとくに念入りにしなくてはなりません。
環境の管理とルール違反者の監視や警告
トラブルの元となりそうな捨て方をしている方への監視や警告をして、場合によっては周辺住民への対応などもおこないます。
自治体以外の回収費用は賃貸物件オーナー負担
自治体のゴミ回収よりも高い頻度でゴミを回収するには、費用を払ってゴミ回収業者へ委託しています。
24時間ゴミ出し可能な賃貸物件の注意点と努力義務とは
24時間ゴミ出し可能な物件で注意すべきことや、トラブルを避けるためには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
モラル低下はゴミに対する意識から
以下の4つのことに注意してゴミ問題を意識しましょう。
●深夜早朝のゴミ出しで音が問題になる
●水気が多い生ゴミは廊下に滴って汚れ匂う
●分別ルールは今後ますます厳しくなる傾向
●便利な環境はお金をかけて維持されている
少しの違反や変化でも管理者へ知らせる
ゴミ出しのルールが守られ、館内がいつもきれいに維持され、居住者みんなが協力して環境を守るという雰囲気をみんなが持つことが大切です。
ですから、少しの違和感やルール違反を放置してマナー低下を招く意味はありません。
常時ゴミ出しのサービスが将来終わるかもしれない
ずっとコストがかかるうえに、居住者や近隣住民のクレームが増え、万一放火や不法投棄や悪臭など大きな問題に発展すれば、常時ゴミ捨てのサービスが終わることも充分にありえます。
また、所有者変更に伴って方針が変わることも含め、サービスの継続は未来へ保証されていないのです。
24時間ゴミ出し可能な賃貸物件は分譲貸しに多い?
一般的には、マンションの管理の質は、賃貸マンションよりも分譲マンションのほうが高いといわれています。
分譲マンションのほうが管理の質が高い理由
分譲マンションのほうが管理の質がより高い理由はこんなところにあります。
部屋の数だけ区分所有者がいて、そのおのおのが自分の所有物に対して真剣なので、おのずと管理体制に関しても求める水準が高くなります。
また、管理の質はマンションの販売時にも安心要素として謳われ、その後もマンションの価格やランクを決める大きな要因になりますので、管理の質向上の優先順位が下がることはありません。
例外的に単身用の投資型分譲マンションで、部屋のオーナーが管理の質よりも収益利回りの方を優先した場合には、管理の質がそれほど高くない場合もあります。
24時間ゴミ出し可能な賃貸物件での部屋選び
いつでもゴミを出せてゴミが数日間も集積場に置いてある状況を想像しながら、部屋選びをするとよいでしょう。
ゴミ集積場から遠い部屋
冬を除く気候が温暖な時期には、ゴミの腐敗が早く強いにおいを発します。
数日間ゴミが置かれている集積場から離れた位置の部屋のほうが、においの悩みは少ないでしょう。
なるだけ上の階層にある部屋
カラスなどを除く害獣や害虫(ネズミ、ゴキブリ、ハエなど)は高い階までこられないことが多いので、5階以上などなるべく高い階を選びましょう。
ゴミ集積場への導線から離れる
早朝や深夜のゴミ出しは、歩く音だけでも不快に感じることがあります。
さらに水気の多い生ゴミから垂れた水分は廊下に残りますので、ゴミ集積場への導線から離れた部屋を選びましょう。
24時間ゴミ出し可能な賃貸物件を検索して探す
もしも常時ゴミ出しができる家に住みたい場合には、インターネット検索で条件を入れれば探せるのでしょうか。
こだわり検索があるなら積極的に活用する
最近は24時間のゴミ出しを条件に設定して探せるポータルサイトが増えました。
昨今の接触を避ける社会情勢からも、ゴミ出し時間の分散が求められているようです。
検索サイトで条件が設定できるなら、一度検索をしてみましょう。
24時間ゴミ出し可能をメイン条件にしない
大変良いサービスだとしても、常時ゴミ出しはまだ少数派ですから、このサービスをメインにして部屋探しをすると物件数は少なく限られてしまいます。
また、管理費が高額になることも多いので、利便性と価格のバランスは慎重に検討しましょう。
条件に掲載していても確認は必要
インターネットで検索してヒットした物件でも誤った条件登録かもしれませんし、サービスを途中で止めているかもしれませんので、不動産仲介会社への確認は必ずおこなうことをおすすめします。
物件の外観からは分かりづらい
24時間ゴミ出し可能と表立って掲示すると、周辺住民からの不法投棄が増えやすくなります。
ですから、そうならないよう掲示しないことがありますので、外観を見ただけでは判断できないと覚えておきましょう。
共用部分の清掃状況、集合ポストやエントランスの貼紙や警告文、駐輪場やゴミ集積場の状況は、そのマンションの協調意識の高さや管理会社の姿勢の判断材料には使えます。
ルールを守らない方はどこにでも一定数はいる
運良く常時ゴミ出しができるマンションを見つけ入居しても、ルールを守らない方は一定数います。
対処を管理会社へ任せるためにも、異変が有れば管理会社へ情報を共有して、モラルの高い居住者が増えるように行動してください。
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まとめ
24時間ゴミ出しができるサービスは、コストをかけて居住者の利便性をかなり上げる特別なサービスですが、全賃貸物件から見てもまだ一部でしか実施していないプレミアサービスといえます。
このようなマンションでは、常時ゴミが出せるからといって好き勝手にして良いのではなく、共同住宅の節度やマナーを守った運用が大切なのです。
これから引っ越しをする方なら、この記事でメリットやデメリットを理解したうえで、24時間ゴミ出し可能な賃貸物件を選択肢のひとつとして検討してみましょう。
その際にはぜひ、一部の無責任な行動がマンションのモラルを低下させるだけではなく、24時間ゴミ出しサービス自体を終わらせてしまう可能性があると知っておいてください。
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