住む家の選択肢として「分譲マンション」に住むという選択もあり、CMなどで目にする機会も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ分譲マンションを購入するとなると、分譲マンションとはどんな住宅なのか、住むうえでのメリット・デメリットは何なのか知らないと決断できません。
そこで今回は、分譲マンションとはどのような住宅なのか、住むうえでどのようなメリット・デメリットがあるのかについて解説します。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら分譲マンションに住むメリットとは?
「分譲マンション」とは、1棟または複数棟のマンションを、1住戸ごとに販売しているマンションのことです。
そんな分譲マンションを購入し、そこに住むことには以下のようなメリットがあります。
メリット①「住宅としての設備が充実している」
分譲マンションに住む1つ目のメリットとは「住宅としての設備が充実している」ことです。
専有部分には宅配ボックスや遮音性の高い空間、床暖房や浴室乾燥機など生活を豊かにしてくれるさまざまな設備が備わっていることが多いです。
また、共用部分でも豪華なゲストルームやラウンジ、プールやコンビニが入っている分譲マンションもあります。
長く暮らしていくことを考えると、生活が豊かになる設備が充実している分譲マンションは、生活の質を高めて生活を送ることができる住宅として高いステータスを持っているのです。
メリット②「セキュリティ面で安心感がある」
分譲マンションに住む2つ目のメリットとは「セキュリティ面で安心感がある」ことです。
コロナ禍で犯罪が増えたことにより、自宅のセキュリティをより一層意識している方も多いでしょう。
分譲マンションの中には、不正な侵入を防ぐことのできる堅牢なセキュリティ設備を備えているところや、管理人やコンシェルジュが常駐しているところもあります。
一般的な戸建て住宅や賃貸アパートとは比べ物にならないくらいセキュリティが充実している分譲マンションも多いので、留守にすることが多かったり、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して生活を送ることができるでしょう。
メリット③「それ自体が資産になる」
分譲マンションに住む3つ目のメリットとは「それ自体が資産になる」ことです。
分譲マンションの購入には相応の資金や住宅ローンの利用が欠かせませんが、購入後は分譲マンション自体が相応の価値を持つ資産となります。
転勤などで引っ越ししなければならなくなったとしても、売却することで資金を回収することが可能です。
また、他の人に賃貸物件として貸し出し、家賃収入を得ることもできます。
売却と比較して賃貸の場合は継続的に収入を得られますし、期間を定めて賃貸に出しておけば帰ってきたときにまた住み始めることも可能になるというメリットがあります。
おすすめのマンション物件|西宮市のマンション一覧
分譲マンションに住むデメリットとは?
分譲マンションを購入して住むことには上記のようなメリットがあります。
しかし、何事にもメリットだけでなくデメリットもつきものです。
分譲マンションに住むことには、以下のようなデメリットもあることを理解しておきましょう。
デメリット①「購入にはまとまった資金が必要になる」
分譲マンションに住むことの1つ目のデメリットとは「購入にはまとまった資金が必要になる」です。
分譲マンションの価格相場については後ほど解説しますが、少なくとも数千万円、高ければ億単位の価格で販売されています。
それを購入するということは、その金額を自分たちで用意しなければならないということです。
多くの場合は「住宅ローン」を組んで購入することになるでしょうが、ローン金額の10~20%は「頭金」として自己資金を用意しなければなりません。
また、住宅ローンを借りたら返済が必要になり、借り入れ総額の大きな住宅ローンでは何十年という返済期間と、100万円単位の利息の負担は決して小さなものではないでしょう。
デメリット②「住み続けるためにはコストがかかる」
分譲マンションに住むことの2つ目のデメリットとは「住み続けるためにはコストがかかる」ことです。
前述のとおり、分譲マンションの購入時に住宅ローンを借りる場合、毎月の返済は欠かせません。
それだけでなく、マンションの管理費や修繕積立金、固定資産税などの継続的なコストが発生します。
分譲マンションを購入すれば家賃はかかりませんが、代わりにこうしたコストが発生することと、家計においてこれらのコストをいかに無理なく工面できるかのシミュレーションが必要です。
デメリット③「気軽に転居できなくなる」
分譲マンションに住むことの3つ目のデメリットは「気軽に転居できなくなる」ことです。
高額な初期費用と、それを賄うための住宅ローンの存在は、仮に家族構成が変わったり転勤になったりしても、身軽な状態で気軽に転居することは難しくなるでしょう。
前述のとおり、分譲マンションは「資産」なので売却や分譲賃貸という選択肢もありますが、買い手や借り手はすぐに見つかるとは限りません。
賃貸物件に住んでいる場合と比較すると、住むところを変える選択がしにくくなることは否めないでしょう。
おすすめの不動産|西宮市の不動産(新築戸建て等)を探す
分譲マンションの相場とは?
分譲マンションを購入するとなれば「相場」が気になる方も多いでしょう。
そこで、分譲マンションの価格相場について解説します。
分譲マンションの新築と中古の価格相場はいくら?
不動産経済研究所が発表しているデータによると、首都圏の新築マンション平均価格は2020年ごろに6,000万円を超えており、現在も価格相場は上昇し続けています。
一方で中古の分譲マンションになると、相場は4,000万円ほどまで落ち着きます。
分譲マンションの価格相場を決定する要因とは?
分譲マンションの価格相場は、さまざまな要因によって形成されています。
たとえば「首都圏と地方都市」では、首都圏の方が価格相場も高くなりやすく、近畿圏の分譲マンションだと新築でも首都圏より数千万円ほど安く購入できるケースが多いです。
ほかには近隣の商業施設などがどれだけ充実しているか、道路や駅などの交通の利便性がどれだけ高いかなど、生活の豊かさに直結する要因も価格相場に影響します。
これらの要因には時間の経過による影響も無視できません。
たとえば、分譲マンションの周囲の再開発が決定した、新幹線が停車する駅の開発計画がとん挫したなど、マンション需要に影響する周囲の変化が不動産価格にも影響し、売却することになった際に予想外の高値や安値がつけられるケースもあります。
分譲マンションの価格相場は現在どうなっている?
2008年ごろのリーマンショックによる相場低下を下限として、2013年ごろから分譲マンションの価格相場は年々上昇し続けています。
不動産価格の相場上昇の要因はいくつかありますが、大きなものとしては「東京五輪」と「新型コロナウイルス」の影響は無視できません。
東京五輪により建設業界では人手不足が顕著になり、新型コロナウイルスの影響等により住宅用建材の価格が高騰した結果、分譲マンションの価格相場がどうしても上昇してしまうのです。
そのほかにも公示地価の上昇や、金融緩和政策による住宅ローンの利用ハードルが下がったことによるマンション需要の上昇など、不動産の価格相場を引き上げている要因は数多く存在します。
まとめ
分譲マンションは設備が充実しているなどの理由で生活の質を高めますが、高額な買い物になってしまう点は無視できないデメリットになります。
人生において1,2を争う大きな買い物になりますから、購入を検討するにあたっては慎重に行動し、数多くの情報を集めてすこしでも満足度の高い選択ができるようにしましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら