兵庫県尼崎市は、兵庫県の南東部に位置する人口約45万人の市であり、現在は中核市に指定されています。
そんな尼崎市はかのお笑い芸人であるダウンタウンの故郷でもありますが、そんな尼崎市では楽しく学べる「みんなの尼崎大学」を推進しています。
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「みんなの尼崎大学」ってどんな大学?
実は、尼崎大学という大学は実際には存在しません。
「みんなの尼崎大学」とは、「みんなが先生、みんなが生徒、どこでも教室」をモットーに、尼崎が一体となって、「まるで大学のように」もっと楽しく学べるまちにするためのプロジェクトです。
尼崎市内には、公民館などの公共施設、商店街、お店など、さまざまな「学びの場」があります。
これらを尼崎大学として、大学のキャンパスや学部に見立てて、連携して、どこでも学ぶことができるようにしていこうという大きな取り組みです。
「みんなが先生」とは、みんなが好きなことや得意なことを誰かに伝える授業をすること、「みんなが生徒」とは、年齢問わず、好奇心や学ぶ心を持ち続けてもらうことを示しているのです。
授業の内容は、尼崎をもっと深く知ることができるテーマや、子育てに関するテーマ、健康づくりに関するテーマなど様々です。
また、月に一度程度の「みんなの尼崎大学オープンキャンパス」や、「市内の講座等の学びの場の検索システム」なども提供しています。
まちなかが学び場!「みんなの尼崎大学」のオープンキャンパス
さて、そんな仮想大学である尼崎大学では、先に述べたとおり、オープンキャンパスも開いています。
大学も無いのにキャンパス?と思われるかたもいるかもしれませんが、まちなかにあるさまざまな「学びの場」がキャンパスとなっているのです。
そんなキャンパスを巡りながら、授業を聞いたり、悩みを共有しながら、年齢・性別を問わずに参加者同士が交流を図り、課題解決や、新しい企画のアイデアを練っています。
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まとめ
尼崎市が推進する「みんなの尼崎大学」プロジェクトは、様々な人が年齢・性別関係なく、楽しく学び、尼崎をさらに知ろうという壮大なプロジェクトです。
大学という建物はありませんが、まちそのものが大学であり、全員が先生でもあり生徒でもあるという考えは、コミュニケーションの手段が偏りつつある現代において、画期的なプロジェクトといえるでしょう。