「新築戸建てを購入する」のは、大きなライフイベントの1つです。
いつかは夢のマイホームを、と思っても、具体的に購入時期としてベストなのがいつ頃なのか知らないと、なかなか新築戸建ての購入は決心できないでしょう。
そこで今回は、新築戸建ての購入時期について解説します。
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新築戸建てのベストな購入タイミングについて「統計」から推測してみましょう(参照する統計は、国土交通省住宅局の「令和元年度 住宅市場動向調査報告書~調査結果の概要~」)。
新築戸建ての購入時期:世帯主の年齢
統計によると、「注文住宅(新築)」および「分譲戸建住宅」において世帯主の年齢層でもっとも多かったのは、30代となっています(どちらも約45%)。
次に多かったのは40代で、30代~40代を合計すると全体の7割ほどになります。
また、平均年齢で見てみると38~40歳ほどになるため、購入時期を具体的に見ると30代後半~40代前半に新築戸建てを購入していることがわかります。
新築戸建ての購入時期:世帯年収
統計によると、「注文住宅(全国)」の購入者の世帯年収の平均は744万円、「分譲戸建住宅」の場合は688万円であることがわかります。
統計の世帯年収の層を見てみると、400~600万円の層と、600~800万円の層がもっとも多く、両者を合計すると全体の約半数になることがわかっています。
新築戸建ての購入時期:年齢+年収の統計データ
上記とは別の、厚生労働省の「2019 年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯主の年齢が29歳以下の平均所得金額は362.6万円となっており、上記の統計データと合わせると新築戸建てを購入する年齢および年収の条件を満たしていないことがわかります。
この統計において、30代の所得額は614.8万円、40代の場合は694.8万円となっており、年収のデータと購入時期が一致していることがわかります。
統計のデータはあくまでも統計に過ぎませんが、新築戸建ての購入時期を統計から推測してみると「年齢は30代後半~40代前半」「年収は700万円前後」がベストであるといえるでしょう。
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ライフイベントから見る新築戸建ての購入時期
統計の次は「ライフイベント」に注目して、新築戸建ての購入時期について推測してみましょう。
ライフイベント①「結婚を考えている単身者」
1つ目のライフイベントは「結婚前」です。
単身者が新築戸建てを購入する理由としては、「早く住宅ローンを完済したいから」や「新築戸建てを持っていることが結婚に有利なステータスになるから」といった理由が考えられます。
住宅ローンのことを考えると、若い年齢のうちに住宅ローンを組んで新築戸建てを購入すると、返済期間を長くすることで毎月の返済負担を減らせますし、逆に短期間で完済して老後の不安を払拭できます。
新築戸建ての購入時期としては理論上ベストといえる年齢ではありますが、単身者ゆえに今後の転勤リスクや、結婚後に手狭になるといったリスクを考慮しなければなりません。
対策としては、売却するか、投資用不動産として運用するといった方法が挙げられます。
ライフイベント②「夫婦の新居を探す」
2つ目のライフイベントは「結婚前後」です。
結婚して夫婦として新生活を送るタイミングは、新築戸建ての購入時期としてよく挙げられるケースの1つとなっています。
この時期にはまだお子さんがいない夫婦も多いため、共働きすることで住宅ローンの返済を早めに済ませられるというメリットもあります。
一方で、結婚式の費用がかかっていることや保険などお金関係の契約等を見直すタイミングでもあるため、お金関係で忙しくなるということに注意が必要です。
また、将来的にお子さんが生まれて家族構成が大きく変わることを考慮したうえで新築戸建てを選ぶとなると、広さなどの条件が難しくなってしまうなど、購入時期としてはまだ早いと考えることもできます。
ライフイベント③「子どもが生まれて手狭になった」
3つ目のライフイベントは「お子さんの誕生」です。
家族が増えますので、今まで夫婦2人で暮らしていた家では手狭になるケースが多いでしょう。
そのため、お子さんの誕生に合わせて新築戸建てを購入するという、購入時期としてわかりやすいタイミングでもあります。
子育て目線で新築戸建てを選ぶことができますが、将来さらにお子さんが増える人生設計であるならば、増える家族の分も考慮して家選びをしなければなりません。
ライフイベント④「子どもが小学校に入学」
4つ目のライフイベントは「お子さんの小学校入学」です。
「小学校」というタイミングは、新生活を送るうえで極めて重要なタイミングでもあります。
お子さんがかなり成長していますし、子ども部屋を作ったり、子どもの今後の生活にも大きく関わる新居選びとなりますので、新築戸建ての購入時期としても理想的なタイミングの1つです。
必然的に「通わせたい学校の近く」という条件がありますので、校区内であることを条件に加えたうえで新築戸建て選びをしなければならず、理想的な新居を探しにくくなってしまう可能性について考慮しなければなりません。
ライフイベント⑤「そろそろ老後のことも考えて」
5つ目のライフイベントは「老後を視野に入れるタイミング」です。
40代にもなれば、家族構成次第ではお子さんの独立も見えてくる時期でもあり、世帯構成が大きく変化するタイミングとして新築戸建ての購入時期として考えられます。
住宅ローンの条件的には難しい年齢でもありますが、年齢を重ねれば多くの場合は年収もアップしており、貯金もそれなりにあるでしょうから場合によってはローンを組まずに新築戸建てを購入できるというご家庭もあるでしょう。
また、年齢によっては「老後」について考える時期でもあり、バリアフリーや子ども世帯との同居なども視野に入れて家選びができるという特徴もあります。
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新築戸建て購入の前に考えておくべきポイント
ここまで、新築戸建ての購入時期としてベストなタイミングについて解説してきましたが、本当にベストな購入時期は人によってさまざまです。
そこで「新築戸建ての購入前に考えておくべきポイント」についてまとめました。
ポイント①「購入する住宅の種類」
1つ目のポイントは「購入する住宅の種類」です。
新築戸建てを購入するという選択肢もあれば、分譲マンションや中古物件という選択肢もあります。
新築戸建ては夢がある選択肢ではありますが、それにこだわると実際の生活が不便になったり、転勤などの際に身動きがとりにくくなってしまうこともあるでしょう。
ポイント②「購入費用」
2つ目のポイントは「住宅の購入費用」です。
新築戸建ては必然的に購入費用が高額になります。
中古物件の場合であれば、年収が低くても住宅ローンを組みやすくなりますが、一方で修繕費用などで費用がかさんでしまう可能性もあります。
また、住宅購入に際しては「各種手数料」や「登記費用」など、付随する諸費用についても考慮する必要があります。
ポイント③「利用できる制度」
3つ目のポイントは「住宅購入に際して利用できる制度の種類・有無」です。
「住宅ローン減税」や「すまい給付金」、それ以外にも自治体独自の支援制度を用意しているところもあります。
各支援制度には注意するべきポイントもありますので、担当者としっかり相談しながら制度の利用についても検討しましょう。
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まとめ
新築戸建ての購入時期について解説しましたが、年齢や年収などの条件にこだわらず、ご自身の置かれている状況に最適なタイミングで購入を検討することをおすすめします。
注意するべきポイントも押さえつつ、ご自身にとって最適なタイミングでマイホーム購入について検討してみてください。
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